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シバトモのおきらく鳥♪日記 / 01

初めまして。ごくごく普通のおばさんコピーライター、シバトモです。子育ても親の介護も経験し、もう人生後半戦。趣味はバードウォッチング、といっても、いっこうに上達しない万年ビギナーです。性格はいたってお気楽。そんな私がつづる「おきらく鳥♪日記」。どうぞ、おつきあいください。

サクランボを、ヒヨドリと仲よく半分こ。
今年は果実酒に挑戦しました。

十数年前、サクランボの苗木を植えました。楽しみにしていた果実はいつまでたっても実らず、そのうち収穫の夢はすっかり忘れ去り、ソメイヨシノより一足早く咲く淡いピンクの花を春の風物詩として楽しんでいました。

ところがおととし5 月のこと、ふと木に目をやると、えっ? まあ! かわいいサクランボがたわわに実っているではありませんか! ついに実った。イラストでよく見る双子のサクランボもあって、もうウキウキ。さっそくザルを片手に収穫です。ザルが山盛りになっても、まだまだ取りきれません。どこからか飛んできたヒヨドリが、隣の木のてっぺんに止まって、「食べたいよ~、全部は取らないで~」とでも言うように、心配そうに鳴き叫んでいました。

次の日、張り切って、よ~し今日も収穫するぞぉ、と木を見上げると、ない!木を埋め尽くしていた実が一つもなくなっている! 地面にも落ちておらず、サクランボが実っていた気配すら消えていたのです。はて、まるでキツネにつままれたよう。しばらく考えてみて、思い当たりました。犯人は、果物好きで知られるヒヨドリ君。家を空けていた半日あまりの間に、まだたくさんあったサクランボを、ヒヨドリが一粒残らず平らげてしまったのです。

ということは…、実をつけていないと思い込んでいた十数年の間も、どうやらヒヨドリに一杯食わされ続け、いえ、おなか一杯食われ続けていた!? バードウォッチングと自然観察を趣味としていながら、間抜けウォッチャーのなんともトホホな話です。

さて、今年のサクランボは? 大豊作後の精魂尽き果てたような去年の不作に比べると、まずまずの出来。花期が終わってからというもの、実り具合、熟し具合に目を配り、完熟を狙ってやってくるヒヨドリに出し抜かれないよう、一足お先に収穫♪~ 手が届かない高枝の実は、ヒヨドリの取り分に残してあげて、今年は仲よく半分こ。お店で売っているより2 回りは小さい上にちょっと酸っぱいわが家のサクランボですが、初めてサクランボ酒に挑戦してみました。どんな味に仕上がるのでしょうか。ヒヨドリとの攻防を思い出しながら、ちびりちびり、楽しみたいと思います。