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もしもキッチン火災が起こったら!

空気の乾燥が進み、火事が多発する季節。寒気も本格的になるので、この時季は鍋物や揚げ物、煮込み料理など、コンロを長時間使用する料理を作ることが多くなりますよね。住宅火災の出火原因1位はコンロ。2割近くがキッチンで起こるという結果が出ています。新年第一弾は、キッチン火災の予防と、万が一火災が起きてしまった場合の対処法をご紹介します。
参考:消防統計「平成28年(1月~12月)における火災の状況」(警視庁)

必読!キッチン火災の予防と正しい対処法

点火中は目を離さない!
油かすもあなどれない!

一般的に、食用油を熱すると370℃前後で発火するといわれています。食用油は15〜20分の加熱で発火点に達してしまうのだとか。ヘルシーだからと少量の油で揚げ物をすると、さらに短時間で発火してしまう可能性も! そしてIHクッキングヒーターも油断は大敵。とにかく!短時間でも絶対に“目を離さないこと”を肝に銘じておきましょう。少しの間だからと、来客や電話対応のために、数分間目を離した隙に火の手が上がった、というケースも多く報告されています。コンロの前を離れるときは“必ず火を消す”ようにしましょう。また調理後も要注意。熱を持った油かすやクッキングペーパーにたっぷり含まれた油は、空気中の酸素と反応して発熱する性質を持ち、その酸化熱がゴミ箱の内部にこもって温度が上昇し、自然発火した事例もあります。思わぬ火災を招かないよう、食用油の取り扱いには十分に注意してくださいね。

間違いだらけの初期消火。
やってはいけない消火法

万が一、天ぷら油から発火した場合、突然の炎に気が動転して慌てて水をかけてしまうと大変危険です。高温の油に水を入ると、水が瞬時に膨張して水蒸気爆発のような状態になり、逆に火の手が大きくなり、周りの可燃物に引火する可能性も。水気のある野菜クズも同様です。油の温度を下げるために“マヨネーズや油を入れる”といった説もありますが、これもおススメできません。火が点いてしまった油は、マヨネーズや油を加える程度では消火できません。何より炎に近づくのは危険です。また加熱中の鍋から白煙が上がってきたら、それは発火の危険信号。まずはすぐに“火を消す”“油を追加して温度を下げる”など、発火前の対処法も常に心得ておきましょう。繰り返しになりますが、どんなに短時間でも“火の前を離れるときは必ず火を消す”を習慣にするのが一番の火災予防です。

でも出火!
その時に備える正しい消火法

気をつけていたのに発火してしまった!そんな時は、消火率の高い“家庭用消火器”を使用するのが最も効果的です。共用部にあるからと安心していても、いざというとき手近にないと手遅れになる場合もあるので、家庭用の消火グッズを用意しておくことをおススメします。スプレー式の簡易消火器や投げ入れタイプの消火剤も販売されています。必ず使い方をチェックして、キッチンのコンロから離れた場所に設置しておきましょう。炎を遮ることに成功したら、まずコンロのスイッチを切ってください。再び発火することもあるので、油の温度が十分に下がるまで待ちましょう。また、決して無理をしないこと。もしも火の手が天井まで届いてしまったら、自分で何とかしようと思わず、即刻避難して身の安全を確保し、すぐに“119”に通報してください。