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近藤典子が考える、「住まいごこち」

早いもので2016年もあと数日。年末の大掃除をしていて、もっと早く始めればよかったと後悔した経験はありませんか? 収納も同じです。私は日頃から「3つの間」という考え方を元に、「収納」やその延長線上にある「暮らし」を考えています。2017年は間取りや家具と上手に付き合い、快適な空間を生み出すヒントをご紹介していきます。

3つの「間」の相乗効果が「居ごこちのいい住空間」を創造。

家の中のどの場所であっても、「3つの間」=空間・時間・人間が整っていると「居ごこち」の良さにつながります。

空間+時間+人間で作られる居心地の良さ

間 その1「空間」

「空間」は、モノをスムーズに使うために必要なスペース。

空間を有効に使うために、使いやすい収納スペースを確保します。収納スペースはたくさんあればよいというわけではなく、[適所・適材・適量]がポイントです。
限られた住空間の中で収納スペースを整えること、それは暮らし方を整えることに通じます。モノに振り回される生活から、モノを管理できる生活に変えることで、本当に必要なモノを見分ける力も付いてきます。

[適所]
使うところに使うモノを収める ⇒ モノの行方不明がなくなる
[適材]
収めているモノが出し入れしやすい
収納用具・用品・道具・部材を使う ⇒ 出しっ放し、使いっ放しがなくなる
[適量]
必要なスペースだけつくる ⇒ 管理しやすくなる

間 その2「時間」

動線を見直し、ムダとストレスをなくすことで「時間」が生まれる。

動線とは家の中で人が動く経路のこと。できるだけ短く、ひとつの動線で作業が完結することが理想です。動線が悪いと家の中を行ったり来たりすることが増え、ストレスの原因となってしまうこともあります。

家事動線

  • 料理(調理)動線
  • 洗濯動線
  • 掃除動線
  • 片付け動線 ほか

生活動線

  • 身じたく動線
  • お出かけ動線
  • 帰宅動線
  • 食事動線
  • 入浴動線
  • 来客動線
  • 子育て動線
  • 仕事動線 ほか

例えば帰宅したときに、どこに何を置くと効率よく動くことができるか、帰宅してからひと息つくまでの「帰宅動線」で考えてみると、必要なモノの置き場が明確になり、ムダな動きを防ぐことができます。動線を工夫することでゆとりが生まれるのです。

間 その3「人間」

見せたい「間」、見せたくない「間」、人の視点も大切な「間」。

3つ目の「人間」にはふたつの意味があります。ひとつは「人の視点」。空間をここちよく感じるためには「見た目」がかなり重要です。家の中の見せたくないモノが見えていないか、見せたいモノが美しく飾られているかを「人間」の視点で確認しましょう。
そしてもうひとつは「人と人との間」。家族の視線の交わり方、視線の方向を考えることも大切です。同じ部屋に居ながらでも、ひとりになれる空間とみんなで集まれる空間があれば、ほどよい距離感が保ててリラックスできるのです。

「暮らしのシェイプアップ講座」では、
2017年1月より近藤典子先生の新講座がスタートします!

キッチン・寝室・浴室・玄関…と、家の中を月に1回、1〜2時間程度かけて1カ所ずつ、念入りに掃除する先生考案の「12分割掃除法」を基本に、『はのんweb』読者のために新講座を開講。毎月きちんと実践すれば、来年は慌てないで済むかもしれませんよ!

近藤 典子さん

近藤 典子さん住まい方アドバイザー

2000軒以上の暮らしの悩みを解決し、その経験から生みだされた近藤流の暮らし提案が好評。TVや雑誌などメディアや講演会での活動の他、企業との商品開発、住宅の間取り監修など幅広く活躍中。特に「暮らしアカデミー」校長として後進の育成に力を入れ「住まい方アドバイザー」の資格取得ができるスクールを東京・大阪で開講中。近著に『住まい方ハンドブック1・2』(東京書籍)がある。近藤典子Home&Life研究所のHPは、www.hli.jp