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【特別集中講座】失敗しない、お部屋選び

詰めが甘いと意味がない!
内覧は、ここをチェック

入学、就職、転勤。年度末が近づくと新年度に向けた引っ越しシーズンの到来です。皆さんが引っ越しをすることになったら、気になる物件をいくつか内覧して決めますよね。でも、「見ているうちに何が何だか分からなくなってしまった」、「見ていいと思ったけど住んでみたら今ひとつだった」という経験をしたことがある人も多いはず。 「理想の暮らしは、お部屋選びから」。今月から3回にわたり、住みやすいお部屋を見極める、内覧時のチェックポイントをご紹介します。

POINT 1

日当り、風通しだけでは不十分。
湿気とニオイを必ずチェック!

湿気の多さを見極めるために、チェックするのはズバリ「窓」。サッシに白い腐食がついていたら、その部屋は湿気が多いと思ってください。窓枠が不自然に修復されている場合も要注意。湿気のために変色や剥がれが発生した可能性があります。
また、エアコンを作動させてみることも忘れずに。カビやホコリの臭いがひどければ、入居前にクリーニングをしてもらうように交渉しましょう。

POINT 2

コンセントは位置と数、
+種類を必ずチェック!

コンセントのチェックで見落としがちなのが、種類のチェック。特にテレビジャックの位置の確認を忘れずに。なぜなら、その位置次第でまずテレビの置場が決まり、ソファやテーブル、ベッドなど主となる大きな家具の配置が決まってくるからです。

POINT 3

家具をスッキリ収めるために、
窓横に壁があるかどうかチェック!

壁面いっぱいに窓があると、「窓が大きくてステキ♪」と思いがちですが、ちょっと待って。両側の壁面に家具を置くと、家具がはみ出しているように見えてしまいます。家具を置く予定なら、窓横に壁があることを確認してください。スリムな収納家具なら30cmあればOK。スッキリ家具が収まっていると、部屋も広く見えるから不思議です。

見極めワンアップ!ポイント

頭の中の想像だけで住みやすいかどうかを見極めるのは、プロでもなかなか難しいもの。まずは実際を想定して動いてみましょう。キッチンなら、冷蔵庫から食材を出して、洗って切って調理。食器棚からお皿を出し、盛りつけて配膳。片付けまで動いてみると、広いけれど意外と使いにくい、コンパクトだけど無駄なく作業できるなど、動いてみたからこそ分かる発見があるはずです。

「お部屋は気に入ったけれど、収納が少ないわ」という場合でも、このアイテムを知っておくと便利です。クローゼットやドアに簡単設置で収納を増やせて、デザインもすっきり。フックに帽子、バック、ハンガーにかけた洋服などをチョイ掛け。玄関なら、靴箱のドア裏に設置して、おでかけセットの指定席になります。その日着た洋服をいきなりクローゼットにしまわず、翌日まで掛けて湿気を飛ばしてから収納など、場所や使い方も使う人次第なのがとっても嬉しいです。
今回紹介するのは「DH-01 Door Hook」(吉川国工業所)

お部屋選びこぼれ話

まだ私が賃貸暮らしをしていた20代の頃。隣にどんな人が住んでいるのか知っておこうと、選んだマンションに張り込み(!?)観察していたら、出てきたのは物静かそうな学生さん。しかもすれ違いざまに初対面の私に会釈してくれるような好青年。この学生さんが隣なら大丈夫だと思って住み始めたら…なんと彼は隣人のお友達。実際の隣人はギターにはまる音楽男子。お世辞にもうまいとは言えないギターのBGMに頭を抱え、日々過ごしたのでした。

近藤 典子さん

近藤 典子さん住まい方アドバイザー

2000軒以上の暮らしの悩みを解決し、その経験から生みだされた近藤流の暮らし提案が好評。TVや雑誌などメディアや講演会での活動の他、企業との商品開発、住宅の間取り監修など幅広く活躍中。特に「暮らしアカデミー」校長として後進の育成に力を入れ「住まい方アドバイザー」の資格取得ができるスクールを東京・大阪で開講。現在2018年9月開講の第4期 申込受付中。近著に『住まい方ハンドブック1・2』(東京書籍)がある。近藤典子Home&Life研究所のHPは、www.hli.jp