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【特別集中講座】失敗しない、お部屋選び

間取り”ではなく“暮らし” に合わせる
収納の見極めポイント

快適な生活は、モノとの付き合い方で決まるといっても過言ではありません。“無理なく、無駄なく、スムーズに”モノを出し入れするためには、自分のモノの持ち方(=暮らし方)に合った収納スペースを確保したいですね。「入ると思ったのに、入らなかった!」では済みません。ここは上手に見極めることが大切です。特別集中講座 第2回目の講義は、誰もが頭を悩ませる収納スペースの、内覧時のチェックポイントについてご紹介しましょう。

POINT 1

重要なのは収納の大きさではなく、
棚が可動するかどうか

例えば玄関収納。収納に困る代表格がブーツです。ブーツは手を伸ばして届くくらいの頭上の高さに収納しておくと、手の届かないその上の空間を使えるので、実はとても効率的。でも棚が固定されたタイプだと、横に置くか、ブーツのために新たに収納家具を買うということになるかもしれませんよね。棚が可動式かどうかだけで、使い心地に雲泥の差が出ることがあるので、必ずチェックしましょう。

POINT 2

クローゼットは奥行きをチェック!
最低60cmは欲しいところ

内覧でクローゼットをチェックするとき、「どのくらい洋服が掛けられるかしら」と幅ばかりチェックしてしまいがち。実は奥行きに注意が必要なのです。奥の壁から扉裏まで最低60㎝はないと、男物のスーツや冬物の厚手のコートなどは肩や袖が壁に擦ってしまったり、ひどい場合は奥行きが足りず洋服がまっすぐ入らずに斜め掛けになってしまうということがあります。「クローゼットだからきれいに収まるだろう」という思い込みは禁物です。

POINT 3

突っ張り収納を考えるなら
床、壁、天井の“土台”を確認

「突っ張り棒を使って収納スペースを増やす」のは、今や定番。省スペースでも作れて低コスト、物を直置きしないので掃除もしやすいなど、便利な収納方法ですが、いわば“土台”となる床や壁、天井がしっかりしていることが大前提。突っ張り収納を考えているなら、内覧時には必ず下地の強度を尋ねてみましょう。特に見落としがちなのが天井です。

見極めワンアップ!ポイント

当たり前のことですが、敢えて声を大にして言いますね。収納の良し悪しは、収納量の多い少ないではありません。“使うところに使う物を収められるかどうか”です。ということは、部屋の使い方、暮らし方を決めることが先。自分の暮らしに合った収納力があるか、動線に沿った配置が可能か、その判断ができるかどうかが、ストレスフリーな暮らしへの第一歩です。

退去時のことは頭をよぎりますよね。 簡単に設置でき、取り外しも可能な便利アイテムのひとつ、玄関ドアのストッパーを紹介します。スチール製ですが、表面がラバ-加工されていますからドアや靴を傷めません。マグネットタイプなので、スチール製のドアにぴったり!荷物の出し入れや、子どもをベビーカーに乗せたまま出入りしたいときも、立ったまま脚部を押し上げるとドアを開いたまま固定でき、押し上げるとドアの固定が簡単に解除できます。カラーバリエーションは9色で、デザインもスッキリしていておススメです。
今回紹介するのは「Door Stop」(tidy/TERAMOTO)

お部屋選びこぼれ話

私が引っ越しサービスの仕事をしていたころのお話。住んでいたのは賃貸の戸建住宅で、お隣さんと全く同じ間取り。その頃は、仕事柄、大量のダンボールの中で動きまわるにはどうしたら良いかばかり考えていましたので、自宅もその延長でレイアウトしていたんでしょうね。ある日お隣さんに「近藤さんは忙しそうなのに、何故いつも家がきれいなの?」って言われたんです。結論!動きやすい家=パッと見てどこに何があるかわかる=視線が通る。それってつまり、スッキリした家ということ。今の仕事につながる、原点ともいえる思い出です。

近藤 典子さん

近藤 典子さん住まい方アドバイザー

2000軒以上の暮らしの悩みを解決し、その経験から生みだされた近藤流の暮らし提案が好評。TVや雑誌などメディアや講演会での活動の他、企業との商品開発、住宅の間取り監修など幅広く活躍中。特に「暮らしアカデミー」校長として後進の育成に力を入れ「住まい方アドバイザー」の資格取得ができるスクールを東京・大阪で開講。現在2018年9月開講の第4期 申込受付中。近著に『住まい方ハンドブック1・2』(東京書籍)がある。近藤典子Home&Life研究所のHPは、www.hli.jp