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【レイアウト編】1つの間取りに100のライフスタイル

ライフスタイルは家族の年齢とともに変化します。家具は長期的視野で選びましょう。

皆さんは新居を構えるとき、間取りを見ながらあれこれと考えますよね。限られた広さ、決まった間取りだとしても、家具選びやレイアウト次第で、暮らし方は大きく変わります。4月からの暮らしシェイプアップ講座は、インテリアアドバイスの実践編がスタート。D-roomの実際の間取りに基本の家具やアイテムを配置して、さまざまなケースの住まい方を提案していきたいと思います。今月は2LDKの間取りに新婚で入居、子どもが2人生まれて4人家族になったとしても、快適に暮らせるライフステージに合わせた家具の選び方とレイアウトプランを紹介します。

これから始まる二人の生活、
新居の家具は好みだけで選ばないこと

新婚カップルにとって、住まいの準備は楽しい作業のひとつ。生活そのものがまだ確定していない時期なので、好みだけで家具を選んでしまうと失敗することがあります。ライフスタイルはどんどん変化していくので、家具は長く活用できるものを選ぶのがポイント。また、サイズ感にも気をつけてましょう。ショップでサイズを測っておいて、内覧時に家具を置く場所を検討するときは、マスキングテープが大活躍。具体的なイメージが湧き、剥がした後ものり移りがありません。洋室のデスクは夫婦それぞれの仕事や趣味のためにあっても良いのでは?と思いご提案。分割可能なシンプルなものを選ぶと、後々も使い勝手が良いですよ。

家族が増えたら、
一緒に眠る寝室づくりが大切なポイント

第一子が生まれても、ダブルベットの位置を少しずらしてベビーベットを設置すれば、しばらくはこのままのレイアウトで過ごせます。大きく変えるのは添い寝を始めるときです。夫婦のダブルベットにシングルベットを1台足すことをおススメ。子どもがもう一人増えても、上の子どもが10歳になるまでなら家族4人が並んで寝られます。また、リビングは子どもが床に座って遊べるスペースを確保するために、ソファーを隣の部屋に移動して、空いたスペースに大き目のラグを置きましょう。ラグはフローリングを傷つけにくくし、防音効果もありますから子どもが幼い間は特に重宝します。

子どもが親離れをする年齢になったら
子ども部屋を検討する時期

第一子が親と一緒に寝なくても良くなったタイミングで、自立を促すために子ども部屋を考えましょう。このレイアウトなら、LDKの隣に子ども部屋を作るのが自然のようですが、子どもの就寝後に帰宅するお父さんが、リビングでテレビを見たり音楽を聞いたりなど、大人の時間も大切にすることを考えて、今までリビングの延長だった部屋に、夫婦の寝室を移動させてみてはどうでしょうか。子ども部屋はロフトベットを買い足すだけで、図のように組合せて使い勝手よくまとめることができます。ベッドは大きめのサイズを選び、キャラクターがデザインされているようなものは避けると長く使えますよ。就寝以外、勉強や遊びは引き続きLDKで。第二子も成長に合わせて無理のないように子ども部屋を利用させていきましょう。

小学校を卒業する頃、
子ども部屋を間仕切って独立空間を

第一子が小学校を卒業して中学生になると、自分だけの空間を欲しがり始めるようになります。自立心の目覚めでもあるので、この機会に独立した空間を与えたいところです。でも部屋数に限りがある場合は、よりプライバシーを確保できる空間として、今までの子ども部屋を家具などで間仕切る工夫をしましょう。完全な独立空間よりも“家族の気配を感じる空間”の方が、子どもの成長のためにも良いのではないでしょうか。今は収納家具もさまざまな種類があり、価格もいろいろなものが販売されているので、家族の暮らしにあった用途や今後の変化を想定し、汎用性、可動性のある家具を選びましょう。

突然ですが、ゴミ箱へのこだわりはありますか? 意外と暮らしの質を高めるアイテムなのです。今回紹介するゴミ箱は、なんとフタが横向きに開きます! 全開時のフタの高さがぐんと低くなるので、置く場所が選べ、結果的に活用スペースが増えることになります。ペダルも大きく、踏み込みが楽なのも魅力のひとつ。スッキリしたスタイリッシュなデザインです。
吉川国工業所

column “寝室のカビ対策”

リビングに隣接したオープンな部屋に寝室を置く場合、ベッドを継続して使っても、この機会に布団に変更しても、ライフスタイルに合わせて選べば良いと思いますが、布団派もベッド派も気になる「湿気とカビ」。布団派なら下に除湿シートや、すのこマットを敷くのが簡単な湿気対策です。他に通気性抜群で蒸れにくい構造のポリエチレン樹脂繊維の布団を選ぶというのも一手。ベッド派はマットレスの上下裏表を定期的に入れ換えると、接着面に空気が入り込んでカビ対策になります。
寝室のカビ対策、もっと知りたい人はこちら

近藤 典子さん

近藤 典子さん住まい方アドバイザー

2000軒以上の暮らしの悩みを解決し、その経験から生みだされた近藤流の暮らし提案が好評。TVや雑誌などメディアや講演会での活動の他、企業との商品開発、住宅の間取り監修など幅広く活躍中。特に「暮らしアカデミー」校長として後進の育成に力を入れ「住まい方アドバイザー」の資格取得ができるスクールを東京・大阪で開講。現在2018年9月開講の第4期 申込受付中。近著に『住まい方ハンドブック1・2』(東京書籍)がある。近藤典子Home&Life研究所のHPは、www.hli.jp