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涼しさを招く、夏の工夫

日中も夜さえも暑さに悩まされる夏。今月の「hanon style」では、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感をテーマに、色彩や素材などのエッセンスで夏を涼やかに過ごす、暮らしの知恵や工夫をご紹介します。

五感に訴える暑さ対策で夏を涼やかに過ごしましょう。

視覚:涼しげな色彩+小さな水辺の景色を

インテリアのなかでも“涼しさ”に大きく影響するのが、カーテンなどのファブリック類。見た目にも涼しいシースルーやレース素材を選ぶとお部屋の印象がグッと軽やかにまとまります。クッションなどの小物もクールな寒色系のアイテムをプラスして。白をベースにブルーやミントグリーンを挿し色にして、統一感のあるコーディネートに仕上げるのがおススメです。また、透明感のあるガラスの花器でウォータープランツなどを栽培するのも、涼感を演出するのに効果的。海や川辺、湖畔など水辺の風景にならって、お部屋に水のある景色をつくってみましょう。

photo:tomohisa kanemura / styling:shintaro sakaue

聴覚:癒しをもたらす音に、身をゆだねて

気温が変わったわけでもないのに、風鈴の音色が響くだけで涼しく感じられるから不思議です。1/fゆらぎがあるという風鈴の音には、脳内にアルファ波を発生させてリラックス状態に誘う効果があるのだとか。また寝つけない夜には、自然音やアコースティックな音楽などのリラックスサウンドを。高ぶった神経を緩めて、ゆったりと癒される音楽に身をゆだねてみましょう。

【ご注意】窓の外に風鈴を吊るすと近隣への騒音の原因になることがありますので、室内でお楽しみください。

触覚:肌ざわりの良い寝具で、寝苦しい夜を快適に

素足に心地よいジュート(黄麻)のラグや、さらりとしたコットンのクッションなど、汗ばむ季節は肌ざわりのよい天然素材のファブリックを積極的に取り入れましょう。また寝苦しい夜を少しでも快適にするため、布団やパジャマなどの肌に直接触れる寝具は、吸水性がよくて肌離れの良いリネン(亜麻)素材や、ひんやりとしたタッチを売りにしている新素材の寝具など、深く良質な睡眠をもたらすものを選びましょう。

味覚:カラダに熱をこもらせない食養生を

熱中症や暑気あたりなど、夏の暑さによる身体への悪影響は、水分のバランスが崩れて熱がこもってしまうことで引き起こされます。ジュースやシャーベットなど冷たいものの摂り過ぎはかえって胃腸を冷やしてしまうので要注意。潤いを吸収するには、ウリ科のキュウリやスイカなどがおススメ。特にキュウリはミネラルも一緒に摂取でき、利尿作用もある食材です。そして胃腸の働きを活性化することも夏バテを予防する大切なポイント。ショウガやスパイスなど食欲を刺激するメニューを積極的に取り入れてみてくださいね。また、夏の疲れを解消するためには、レモンネードやライムソーダ、梅シロップなどのドリンクを意識して飲み、クエン酸を摂取するようにしましょう。

[フレッシュミント&ライムソーダ]グラスに、フレッシュミントひとつかみ分の葉をちぎって入れ、はちみつ大1杯、ライム1/2個を搾って加えてマドラーで軽くつぶします。氷と炭酸水400ccを加えて混ぜればできあがり。

嗅覚:清涼感のある香りで、爽やかさを演出

日中のこもった空気や熱帯夜の不快感を和らげてくれるのがアロマの力。レモングラスやミント、ゼラニウムなどの香りは、清涼感をもたらすのはもちろん、虫除けにも効果的。天然の精油やアロマディフューザーを上手に使って、爽やかさを演出しましょう。火気のないディフューザーなら目を離しても安心です。またスプレータイプのミント水は、空間のリフレッシュだけでなく、入浴時にお湯にひと吹きすると体感温度が下がるうえ、血行促進の働きも期待できます。そして爽やかさをキープするためには、お部屋にこもった空気のリフレッシュも大切。身体にやさしい消臭・抗菌剤で、雑菌の発生しやすい環境改善に心掛けましょう。