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乳酸菌で花粉症対策。
ヨーグルトのチカラを検証!

また花粉症の季節が到来しました。メディアでも“効く”とされるサプリメントやお茶、食品などの類が、さまざま登場します。2月のhanon styleの取材で「コジマ×ビックカメラ」にお邪魔したとき、 “ヨーグルトが花粉症に効く” という説を聞き込み、毎年花粉症に悩まされている編集部スタッフが、実証実験を開始しました。 なぜヨーグルトの摂取で花粉症の症状が軽減されるのでしょう? そのメカニズムに迫ります。

ヨーグルトによる“菌活”で免疫バランスを整えましょう

花粉症の原因は、免疫バランスの乱れ

今や日本人の4人に1人が悩んでいるといわれる花粉症は、国を挙げて根治治療の開発に取り組んでいる、まさに“ 国民病 ”。アレルギー症状を引き起こすアレルゲンは、食品や住まいなど身近な生活環境に無数に潜んでいます。ただ、同じ環境で生活をしていても、花粉症を発症するかしないかの違いは、免疫細胞が関わっているといわれます。ウイルスや花粉などの異物を体外に追い出す、免疫細胞の防衛システムがバランスを崩すことで、身体が過剰反応し、クシャミや鼻水などのアレルギー症状を引き起こすとされています。

免疫バランスを整えるために有効と考えられているのが、腸内細菌を活性化する“乳酸菌”。ヨーグルトやチーズなど発酵食品に含まれる乳酸菌を摂取することで、腸内の善玉菌が増え、正常な状態に戻ります。

乳酸菌をヨーグルトで摂取する、3つの理由

ではなぜ、乳酸菌の中でもヨーグルトが効くといわれるのでしょう。

まず1つ目は、毎日の習慣にしやすい食材であること。 免疫バランスを整えるためには一時的に大量に摂るのではなく、 毎日食べ続けてこそ健康的な腸内環境がキープできます。「ヨーグルトを1日200グラム」を目標に摂取を心掛けましょう。

2つ目は、ヨーグルトの原料である牛乳そのものが優れた栄養食品であること。良質なタンパク質と程よい脂肪、カルシウムなどで構成されているので、しっかり栄養を摂取できるのです。

そして3つ目。ヨーグルトをそのまま摂取するのはもちろん、調味料やドレッシングとしてアレンジできることが大きな魅力です。加熱すると乳酸菌は死んでしまいますが、腸内で悪玉菌の好物である有害物質を吸着し排出する働きがあるそうですので、生食だけでなく加熱調理にも生かせます。昨年9月のhanon styleでご紹介したフードスタイリスト、井上裕美子さんのレシピ本『玉ねぎヨーグルト』も、ヨーグルトのアレンジレシピとして有効です。

最近では、多くのメーカーが独自の乳酸菌を研究開発しています。ヨーグルトの売場を改めて見渡すと、種類が多いことに驚かされます。ブランドや商品によって特徴が異なりますので、ホームページなどでチェックして、自分に合ったヨーグルトを探しましょう。

自家製ヨーグルトでさらにモチベーションアップ!

そもそも今回の企画は、2月のhanon styleの取材時に、「ヨーグルトが花粉症対策として効果が期待できると話題になってから、ヨーグルトメーカーが人気急上昇」と聞いたことでした。毎年花粉症に悩む編集者は、さっそくヨーグルトメーカーを購入して、自ら“毎日ヨーグルト生活”を始め、検証を続けています。

作り方はとてもシンプル。牛乳に乳酸菌を加えて発酵させると、牛乳の中に含まれる乳糖が分解されて乳酸に変わります。ヨーグルトメーカーでは、1リットルの牛乳に対して100ccの乳酸菌(プレーンヨーグルト)を加えて混ぜ、40℃で7時間低温調理するとヨーグルトができあがります。夜寝る前にセットすれば朝には完成! 「本当にきちんとヨーグルトになっている!」と、初めてヨーグルトが完成したときは感動しました。味はいわゆるプレーンヨーグルトなのですが、“ 自家製 ” というだけでおいしく感じられるから不思議です!

  • 参考文献:
    『体が元気になる乳酸菌の摂り方』阿久澤 良造 監修(成美堂出版)/『発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ』小倉 ヒラク 著( 木楽舎)/『菌活で病気の9割は防げる』辨原 義己 監修(実業之日本社)/『食べ物ではたらく乳酸菌やコウジカビたち』細矢 剛 監修(すずき出版) / 『ヨーグルトマジック』荻野 恭子 著(文化出版局) /『こんなに使えるヨーグルトのレシピ』ほりえ さちこ 著(家の光協会) /『夏休み!発酵菌ですぐできるおいしい自由研究』小倉 ヒラク 文・絵(あかね書房) /『つくってみよう! 発酵食品』小泉 武夫 監修 中居 惠子 著(ぽるぷ出版) /『おどろきの栄養パワー 発酵食品の大研究』小泉 武夫 監修(PHP研究所)