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生命のエネルギーがギュッと詰まった
みんな大好き! 「たまご」のABC

あらゆる生命が芽吹き始める季節。春を祝うイースターのシンボルである卵も、新しい生命の象徴とされています。食材としての卵は季節を問わず、調理方法も“生、焼く、ゆでる、煮る、揚げる”とさまざま。多彩な食材と相性の良い万能な食品として、古くから世界中で愛されてきた身近な食材です。そんな卵について、無類の卵好きであるはのん編集部スタッフが、知っているようで意外と知らない卵のアレコレを探るために、JA全農たまご株式会社を訪れてお話を伺いました。

実は、1日2個食べてもOK!
高栄養価食品「たまご」のヒミツ

卵の栄養は鶏の食生活で変わる?!

卵売場を見ると、一昔前と比べて卵の種類が多いことに驚かされます。“平飼い”“良質な飼料”など、特徴をうたう言葉が並んでいますが、実際のところ、“味や栄養にどんな違いがあるの?”“何を基準に選べば良いの?”と疑問符だらけなのが本音。そこで、JA全農たまごの管理栄養士 中西沙代さんに、まずは“卵の種類”について教えていただきました。

「“地卵と呼ばれる、殻が褐色の卵は栄養があるの?”と聞かれることがあるのですが、実は、殻の色と栄養価には関係がありません。また、必ずしも“茶色の羽の鶏が褐色の卵を生む”というわけではありません。殻の色は鶏の品種によるものなんです。そして、卵の栄養価は鶏の品種によって変わるものではなく餌によって違いが出ます。鶏が食べたエサの栄養が、卵黄の栄養価に関係しており、ブランド卵として流通しています。」

ブランド卵のなかにも、卵かけごはんに合うように考えられたものや、オムレツなどの色がキレイに仕上がる卵など、各社さまざまに工夫を凝らしているのだとか。例えばJA全農たまごでは、毎日使いたいスタンダードな『ふつうのたまご』(写真左)、オメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸が約3倍の『しんたまご』(写真中)、卵かけご飯にぴったりの濃厚な『とくたま』(写真右)と、用途や栄養価にこだわったオリジナル商品が数種類発売されています。卵黄の色が微妙に異なるのも飼料の色素が影響するのだそうです。色が濃いからといって栄養価が高いというわけではなかったのですね。卵売場へ足を運んだときには、ぜひ卵の“飼料”や“栄養成分表示”に注目してみてください。

卵は生命エネルギーが濃縮された完全食品

味の次に気になるのが卵の栄養価のこと。コレステロールの摂り過ぎは健康に良くないからと“卵は1日1個まで”という通説が擦り込まれている人が多いのではないでしょうか。でも近頃では、明らかに卵を1個以上使った料理を提供するお店も見かけますし…、卵好きとしては朝昼晩3食とも卵料理をいただきたいくらい…。中西さん、実際のところはどうなんでしょう。

「確かに昔は、厚生労働大臣が定めた『日本人の食事摂取基準』というガイドラインで“コレステロールの目標値”が設けられていました。それが2015年版では摂取制限がなくなったんです」

中西さんによると、人に必要なコレステロールの70~80%は肝臓で作られていて、食品から摂取するのは残りの20~30%だといいます。
そのため、限度はありますが、健康な方であれば食品からたくさん摂取しても、コレステロールは体内で一定量にキープされるのだとか。

「しかも、卵の摂取量と脳卒中など各種疾患との関連性は認められないというデータも示されているんですよ。お医者さんなどから食事制限をされていない方は、安心して1日1個以上召し上がってください。むしろ、卵は栄養のバランスの良い完全食品ともいわれています。古くは薬の役割をしていた時代もあったくらいです。どんなものも食べ過ぎは良くないですが、他の食品とのバランスを考えながら、積極的に食べていただきたいですね」

命が宿る卵は、生命エネルギーがギュッと濃縮された栄養の宝庫です。良質なたんぱく質やビタミン類などのミネラルも豊富なのだとか。卵黄に含まれるレシチンという物質が動脈硬化や肝硬変の予防改善に役立ってくれたり、活性酸素を抑える成分を含んでいたり、と生活習慣病のリスクを下げる効果もあるといいます。卵好きには天国ともいえる“コレステロール摂取量の解禁”ではありますが、何事もバランスが大事。食べ過ぎには注意しつつ、とはいえ心おきなく卵をいただきたいものです。

賞味期限ギリギリのその卵、「卵かけご飯」に使う? or 使わない?

卵を複数個摂取していいと分かったからには、積極的に毎日の料理に使いたいところですが、ずっと気になっていたのは、賞味期限のこと。特に卵かけご飯やすき焼きなど、どれくらいまで生で食べてもOKなのでしょうか?

「お買い上げ後、ご家庭の冷蔵庫で保存されていれば賞味期限いっぱいまで生で食べることができるんですよ。ただご注意いただきたいのはヒビが入ってしまった卵。十分に洗浄・殺菌して出荷していますが、ヒビから雑菌が入る可能性もありますので加熱して食べるようにしてくださいね」
賞味期限の受け止め方は個人差があるかと思いますが、“賞味期限ギリギリの卵は加熱しないと危ないかも…”と思っている人も多いのではないでしょうか。意外にも卵は賞味期限が長い食品なのですね。

最後にお伺いしたのは、余ってしまったときの大量消費の方法について。「自家製マヨネーズなども良いですが、分離しやすくて意外と難しく、保存料を入れないので賞味期限が短かったりします。だから余ったときは思い切って卵を贅沢に使ったオムレツはいかがでしょう。“卵は1日1個まで”というわけではなく、ぜひ栄養価の高い卵をたっぷり味わっていただきたいですね」と中西さん。

photo:chisato hikita [hanon recipe 037

4月の「hanon recipe」の食材は「卵」。生命力がぎゅっと詰まった卵を心おきなく使って、たまご色の料理で毎日の食卓を彩ってみてください。

取材協力:JA全農たまご株式会社

JAグループの鶏卵・鶏卵加工品販売会社であるJA全農たまご株式会社は、健康で豊かな食生活の基本食材となる鶏卵の消費を拡大し、国内鶏卵の生産に貢献するサービスを提供している。JA全農たまごの「しんたまご」とこだわりの素材からつくられるスイーツの「たまごCOCCO by JA全農たまご」直営店とECサイトも運営。

JA全農たまご株式会社 www.jz-tamago.co.jp
たまごCOCCO by JA全農たまご www.tamagococco.com

            

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