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シバトモのおきらく鳥♪日記 / 019

こんにちは。ごくごく普通のおばさんコピーライター、シバトモです。子育ても親の介護も経験し、もう人生後半戦。趣味はバードウォッチング、といっても、いっこうに上達しない万年ビギナーです。性格はいたってお気楽。そんな私がつづる「おきらく鳥♪日記」。どうぞ、おつきあいください。

虹も夕焼けも流れ星も、空を眺めた人だけのごほうび。令和初の、美しい冬空をボーッと見上げよう。

散歩の途中、ふと上を向くと、真っ青な空の一面にいわし雲が浮かんでいて、思わず見とれてしまいました。本当にきれいな空と雲! そして、ハタと思ったのです。最近、空を見上げてないなぁ、と。趣味のバードウォッチングに出かけても、空の下にはいるものの、鳥の姿を追うのに夢中で、空を眺めるなんてこと、すっかり忘れてる。令和初の新年も明けて、美しい冬の空が広がっています。少し寒いけれど、立ち止まって、空を見上げる心の余裕を取り戻したい、と思います。というわけで、今回のテーマは、ドラえもんの昔のエンディングテーマじゃないけど、“空っていいな”です。

子どもの頃、画用紙にクレヨンで空を描くとき、七色の虹を描き込んでいませんでしたか? そう、なぜか、みんなそうしてましたよね。虹は子どもにとって、きれいなものの代表で憧れだったし、虹を見た日は誰かに話さずにはいられないほど、うれしかった。ところで、昔に比べて虹は減ったのでしょうか。きっと、空を見上げていないだけで、都会の空にも虹は出ているのです。
ある日、ポロンとスマホが鳴って、都内に住む次女から。開いてみると、オフィスから撮った、ビル街にかかる大きな大きな虹の写真!「東京で虹(絵文字)」のタイトルがついていました。仕事の内容はいくら説明されても古い人間の私には想像できないけれど、一人暮らしできっとストレス続きの毎日を送っているのだろうなぁ、と陰ながら心配していました。でも、虹を眺める心の余裕もあったんだな、とうれしくなったひとときでした。
かく言う私ですが、このところ、虹、見てないなぁ〜

虹に似ているけれど、ちょっと違うこんな雲、見たことありますか? 彩雲といって、雲の中の水滴や氷粒に太陽の光が反射することで虹色に輝いて見える現象なんです。初めて彩雲を見たのは、今は噴火で立ち入りが制限されている草津の本白根山。ここで海の日に定例の探鳥会が開かれていて、毎年のように参加していました。鳥を探しながらの登頂中、上空に現れた美しくも不思議な現象。なに、あれ! 虹? 雲? とみんな大騒ぎ。気象に詳しい方が、彩雲ですよ、と教えてくれたのでした。彩雲は“吉兆”…いいことがある予兆とされているそうです。彩雲が見られるのは高い山とは限らず、その後、東京湾の小櫃川河口でも目撃したことがあります。
珍しい気象現象は、他にもいろいろあり、例えば、太陽の回りに虹色の輪ができる「日暈(ひがさ)」、その月バージョンである「月暈(つきがさ)」、雲間から陽光がスジのように降り注ぐ「光芒」など。名前は知らなくても、見たことある!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。空を眺めているからこその、ごほうびですね。

南の島や高原の村の降り注ぐような星空に比べると、都会の空から絶望的なほどに星が少なくなりました。それでも、夜空を眺める楽しさはあると思います。空気が乾燥して空が澄む冬場は、一年でいちばん星がきれいに見える季節。晴れた夜、街灯など人工の光が少なく月明かりのない場所と方角を選べば、意外に星って見つかります。
写真は、わが家から歩いて行ける公園の小高いステージから見た6月の南の空。左には街灯の明かり、右からは煌々と輝く月、と好条件ではありませんでしたが、東京近郊の地でも、星がそれなりに。画像を拡大すると、ほら、もっと見えてきませんか? 右下の大きな星は? と国立天文台の「今日のほしぞら」サイトで調べたら、なんと木星! 地名や日時・方角を入力すると、星座や星の名前が瞬時に分かるんですね。
星空には暗い(笑)私ですが、星を眺めるのは好き。凍てつくような冬空に三つ星のベルトをしたオリオンを見つけただけでうれしくなります。星座神話を作った3000年前のギリシア人と21世紀の日本に生きる自分が同じ星座を眺めてるって、なんだかすごい。時空を超えた星座のロマンに思いを馳せながら、夜空を見上げています。