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【レイアウト編】1つの間取りに100のライフスタイル(ポイント講義)

洗面所収納は
ここまで機能的に使えます。

前回から始めた、場所別の家具の配置のご提案。ライフスタイルに合わせた家具選びや配置で、異なる暮らし方を実現できます。今回ご紹介するのは「洗面脱衣室」。特に工夫することなく、用意されたまま使っている方がほどんどではないでしょうか。それは、もったいない!グルーミング、洗濯、入浴とさまざまな生活行為を毎日行う場所こそ、知恵と工夫でもっともっと使いやすくなりますよ。

体重計+鏡、洗面脱衣室は
健康管理にぴったり

みなさんは、毎日体重計に乗って健康チェックしていますか。人生100年といわれるようになった昨今、自己管理は必須の生活行為のひとつになってきました。特に、ひとり暮らしだと、つい食生活や生活習慣が乱れてしまいがちで、健康管理も怠りがちではないでしょうか。運動やストレッチなど、ストイックに管理するのは無理でも、普段の生活の中に習慣として健康チェックを取り入れるくらいなら、できそうではありませんか。そこでオススメは、入浴前の体重&身体チェック。洗面脱衣室に体重計と全身映る鏡があれば、入浴前に簡単に健康チェックができますよ。鏡はお風呂場についているものが利用できればそれを使えますが、なければ脱着できるシールを使って、扉につけられる軽い鏡を貼ると、場所もとらずに済みます。体重計の収納にはA4のファイルボックスが便利です。

共同生活のスタートは
物の指定席を共有する事が大切

結婚を機に共同生活を始める時、一緒にいられる嬉しさと、一緒に生活をすることの不安の入り混じった複雑な気分になるかもしれません。お互いストレスなく生活できるよう「物の指定席を共有する」ことをおススメします。特に洗面脱衣室は毎日使う場所であり、しかも共同で使うモノと個人で使うモノが混在しているので、雑然としてしまいがち。スペースも限られていますから、ここは知恵と工夫で乗り切って。注目すべきは、洗濯機と洗面化粧台の間のすき間。5cmあればOK。ここに、「突っ張りネット」を設置しましょう。そこに、洗面化粧台側にはドライヤーやグルーミング道具類を、洗濯機側には、洗剤や洗濯ネット、ピンチ類を収めましょう。ひとめでどこに何があるか分かり、出し入れも簡単です。

穴場の収納スペース。
扉裏の活用で入浴の着替えが楽に

子どもが小さいうちは、入浴はまさに戦場と言わんばかりの慌ただしさ。暴れるびしょ濡れの子どもの着替えが終わってホッとしたら、自分がまだ裸だった・・・、なんてことも日常茶飯事。洗面脱衣室にタオルや下着、パジャマなどの着替えを置くかどうかについては、賛否両論ありますが、この時期は割り切って、洗面脱衣室に着替えを収めることをおススメします。そうはいっても、家族分の着替えを置くスペースがなかったり、やっぱり湿気が気になる人もいるかもしれません。そんな場合は、扉にウォールポケットを付けてそこに1~2日分を置いてみるのはいかがでしょう。扉の開け閉めにさほど支障なく収納できますし、洗濯物を片付ける流れでセットするのを習慣にすると、作業の負担も少なくて済みそうです。

使う場所に使うモノを。
廊下も洗面所として使う

家族が増えて子どもが成長すると、シャンプーなどの入浴につかう洗剤、洗濯用洗剤、化粧水などグルーミング用品など、洗面脱衣室に置きたい生活雑貨は増えるばかり。でもできれば管理の手間は最小限に抑えたいし、できれば個人のモノは個人で管理してほしいところ。洗面脱衣室にそれらストックも収められれば便利ですが、収納スペースが作れないことも多いのではないでしょうか。ここは、ちょっと視野を広げて、廊下の一部も洗面脱衣室とみなしてみてはいかがでしょう。実は生活雑貨のストック品の奥行きは13cmあれば収納できるのがほとんど。置き方によっては前後置きも可能。タオルはもちろん、バスタオルだってたたみ方を工夫すれば入ります。文庫本用の棚が奥行15cmありますので、買い足して活用するのもおススメです。

すきま収納
洗面所は、湿気・汚れ・温度でカビが心配な場所だから掃除がしやすい収納用品がオススメです。そういうことで、いつも掃除がしやすいように床への接着面が少ない方法として突っぱりネット、つっぱり棚。また素材はプラスチック製、ワイヤーなど洗える物を提案してきました。そして最近は、薄型収納用品も増えています。今回紹介するのは17cmの奥行きに引き出しと棚の組合せができる商品で、簡易キャスターがついていて動かすことも可能です。

スキピタラック&ストッカー スリム R-111S/天馬

column “秋の衣替えは、汗ジミ対策を念入りに”

そろそろ衣替えの季節。夏の間に汗でできた黄ばみ、きれいに落としてからしまいましょう!部分的な汚れは「40℃以上のお湯大さじ2+食器洗い洗剤大さじ1+酸素系漂白剤(粉末)大さじ1/2」を混ぜて泡立てた洗剤液を黄ばみの部分に塗ってから、そのまま洗濯するだけ。家にあるもので手軽にできますよ。お試しあれ。

近藤 典子さん

近藤 典子さん住まい方アドバイザー

2000軒以上の暮らしの悩みを解決し、その経験から生みだされた近藤流の暮らし提案が好評。TVや雑誌などメディアや講演会での活動の他、企業との商品開発、住宅の間取り監修など幅広く活躍中。特に「暮らしアカデミー」校長として後進の育成に力を入れ「住まい方アドバイザー」の資格取得ができるスクールを東京・大阪で開講。現在2018年9月開講の第4期 申込受付中。近著に『住まい方ハンドブック1・2』(東京書籍)がある。近藤典子Home&Life研究所のHPは、www.hli.jp