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[はのん] 生活を楽しむあなたに贈るライフスタイルWebマガジン

【レイアウト編】1つの間取りに100のライフスタイル

「衣」「食」「住」の視点から、
間取りと暮らしを考えてみましょう。(続)

同じ間取りでも、住む人によって暮らし方はさまざま。 「どう家具を置けば快適になるのか」が分からないときは、「衣(洋服の管理)」「食(作る・食べる)」「住(くつろぐ)」に視点を置きましょう。 先月とは異なる、和室のある2DKの間取りで考えてみました。とてもシンプルな考え方なので、実践してみてください。

シニア世代の一人暮らしなら
ベッドやリビングでくつろぐ家具以外はできるだけ買わないで、動きやすく掃除しやすく、スッキリと暮らせるようにしましょう。
「衣(洋服の管理)」
洋室のクローゼットは普段着る洋服を収納するスペースとし、跳ね上げ式のベッドを選べばシーズンオフの寝具や衣服の収納スペースとして有効に利用できます。
「食(つくる・食べる)」
リビングダイニングセットを選ぶことで、空間にゆとりを確保。来客があってもゆったりと食事ができます。
「住(くつろぐ)」
和室は座卓にすると、友人や家族が集まったときのサブリビングに。数人が泊まることも可能です。またリビングダイングでは、リビングダイニングセットを使用することで家具を減らし、その分ゆったりとした空間使いができます。例えばキャビネットに趣味でコレクションしているものを置いたり、寝室のパーテーションの位置にテレビ台を置いて寝ながらテレビを見ることも可能です。

若い夫婦の二人暮らしなら
夫婦共働きの場合、在宅は朝と夜間だけで、家でゆったりとした時間を過ごせるのは休日だけなんてことも。そんな貴重な休日を有意義に過ごせるように考えました。
「衣(洋服の管理)」
洋室のクローゼットには、吊るして保存する衣服を。畳み置きできる服やバッグなどは、チェストを購入して収納。和室に、普段着るコートなどをかけられるようにハンガーラックを配置して、リビングの散らかりを防ぎましょう。来客時用にも便利ですよ。
「食(つくる・食べる)」
リビングダイニングの印象は、ダイニングテーブルセットとソファで決まります。食事の時間を優先したいか、くつろぐ時間を優先したいかという暮らし方で、置くべき家具も変わります。今回は、カフェ風の丸テーブルを選びました。
「住(くつろぐ)」
就寝時間のズレがあったとしても、独立した洋室を寝室にすれば、お互いに気を使わずに疲れも溜め込まないで済むのではないでしょうか。ベッドを一人ずつのシングルにするか、ダブルにするかは、夫婦で決めることですが、最近では伸縮できるベッドも出てきて選び方の幅が広がりました。今回は、ヘッドレスタイプをあえて選び、メガネやコンタクトレンズなど就寝・起床時に必要な物はナイトテーブル上に置きます。将来家族が増えることを考えて、伸縮ベットを選ぶ場合は、ナイトテーブルの置場を動かしてベット幅を広げたり、ベビーベッドを置くことも可能です。和室は、趣味の部屋としてPCなどをデスクに置きましょう。ごろ寝用の簡易な寝具があるとリラックスできますよ。

子ども二人のファミリーなら
家族4人には少し窮屈な間取りかもしれませんが、独立した洋室を親、リビングダイニング続きの和室を子ども部屋にすると、「どう過ごしたいか」は叶えられると思います。
「衣(洋服の管理)」
寝室のクローゼットには夫婦の吊るす衣服を、畳める服やバッグはチェストなどに収納します。子どもの衣服は押し入れの引き出し収納と向かい合わせのハンガーラックで、吊るす衣服と畳む衣服の管理がしやすくなります。
「食(つくる・食べる)」
ダイニングセットは子ども部屋への通路確保を考えて、スリムなタイプを選びましょう。子どもの席を壁際のベンチタイプにすることで、椅子を引いて座るのは夫婦だけになりますから、通路の安全性も高まります。来客を想定する場合は、伸縮できるテーブルを選ぶことを忘れないように。その場合、リビングにはサイドテーブルだけを置き、ダイニングセットを伸ばして配置できるスペースの確保を優先させます。
「住(くつろぐ)」
リビングには、家族それぞれのものがどうしても集まってしまいます。そこで和室の子ども部屋の入口に多目的棚を置き、出しっ放しになりがちな本やおもちゃの戻せる場所を、事前に確保しておきます。夫婦の 寝室は、気兼ねなく好きなテレビ番組や映画を観たり、時には音楽を楽しめるようなくつろぎのスペースとして確保しましょう。

以前はお部屋の模様替えの際に、壁や家具にカッティングシートを貼ることを提案していましたが、近頃はシール壁紙をおススメしています。インテリア性も高く、壁も傷つけません。商品のことに詳しくなると、より楽しいことにチャレンジできますよ。 撮影時に雰囲気を変えたい時に出会ったアイテム、「NuWallpaper」はお風呂にも貼れるんですよ。ぜひお部屋のイメージチェンジに役立ててください。

NuWallpaper

column

南京工業大学浦江学院客員教授としての経験や、住宅業界の翻訳本が高く評価され、「全国工商聠家具装飾業商会」より表彰されました。一番驚いたのは、たぶん私自身でしょうね。ところで、私達が使っている「収納」という言葉は、なんと日本語なのだそうです! 漢字ですし、当然中国から伝わったと思っていたのですが、これにもびっくりしました。 今、中国では「収納文化」= 美徳として広がっていて、とてもうれしいです。

近藤 典子さん

近藤 典子さん住まい方アドバイザー

2000軒以上の暮らしの悩みを解決し、その経験から生みだされた近藤流の暮らし提案が好評。TVや雑誌などメディアや講演会での活動の他、企業との商品開発、住宅の間取り監修など幅広く活躍中。特に「暮らしアカデミー」校長として後進の育成に力を入れ「住まい方アドバイザー」の資格取得ができるスクールを東京・大阪で開講。近著に『住まい方ハンドブック1・2』(東京書籍)がある。近藤典子Home&Life研究所のHPは、www.hli.jp