Menu

hanon

[はのん] 生活を楽しむあなたに贈るライフスタイルWebマガジン

【レイアウト編】1つの間取りに100のライフスタイル

細かく分かれて使いづらそうな和室付きの3LDK。手強いからこそ私の腕の見せどころ。

昨年度より、「一つの間取りでも100通りの暮らし方、住まい方ができる」というテーマの下、配置やインテリアのアドバイスを続けてきました。今年度も同じテーマで、よりさまざまなD-roomでの暮らし方、住まい方のご提案をしていきたいと考えています。同じ間取りでも自分の個性や優先順位に沿った暮らし方ができることを、この講座で見つけていただけるとうれしいです。4月は和室付きの3LDKで、築年数の経った物件にありがちな間取り。年代の異なったご夫婦で、嗜好もそれぞれという想定です。

自宅で仕事をすることの多い、働き方改革代表夫婦の3LDK
お互いに仕事を持つ夫婦なら、思い切ってリビングをワークスペースにしましょう。仕事の時間帯が違う場合を考えて、寝室は別々に設けます。キッチンやバスルームなどの生活動線を考えて家の中心をワークスペースにすると、仕事のONとOFFがストレス無く可能になります。リビングルームを和室に移すことで、お互いにゆったりとくつろげるスペースとなりますよ。

POINT
  • ワークルームの中心にカウンター下収納を背中合わせに置いて空間を仕切り、仕事に集中しつつも家族の気配を感じられるラウンド動線を作ります。キッチン側に多目的棚を置き、掃除機や日用品、食品の貯蔵スペースとして利用しましょう。
  • キッチンにはキッチンカウンターとハイチェアーを置くと、忙しい朝などの支度や片付けもスムーズでゆとりが生まれますよ。
  • 和室のソファは壁につけて配置することで、来客を泊めることも可能になります。

人を招くのが好き♪ 社交性豊かな夫婦が住みたい3LDK
この家の中心はダイニングキッチン。あえてダイニングセットを置かず、オープンキッチンスタイルにして、来客時の調理だけでなく、配膳や後片付けもスムーズにスマートにこなせるラウンド動線を作ります。和室を “座ダイニング” にすることで、ランチやディナーをゆったりと。食後はリビングルームでティーパーティーを楽しめるレイアウトです。ベランダ側の洋室は、書斎としても客間としても大活躍。

POINT
  • ダイニングセットを厳選して、和室をオシャレなおもてなし空間に。スタッキングチェアを選べば、掃除しやすく移動する場合も便利です。
  • キッチンカウンターを中央にふたつ重ねて配置すれば、ダイニングキッチンはパントリーに変身。ワゴンも大活躍です。
  • 冷蔵庫とハイオープンカウンターチェストを一列に配置。家電がすっきりと置けるので見栄えがグッド!
  • 来客がそのまま宿泊の場合を考えて、リビングのソファはソファベッドがオススメ。デスク機能が付いたロフトベッドも、空間を上下に使い分けられてとても重宝します。

お互いの趣味を気兼ねなく楽しみたい夫婦向けの3LDK
体を鍛えるのが大好き! な夫婦におススメな部屋の使い方として、リビングルームをプライベートジムにしたレイアウトを紹介します。ジムでトレーニングした後やダイニングキッチンでの食事を済ませたら、リビングルームに仕立てた和室でゆっくりとくつろいでください。ベランダ側の洋室は、夫婦共有のホビースペースにすれば好きな趣味に没頭もでき、作業の途中でも気にせずに席を離れられます。

POINT
  • 健康器具やトレーニング機器には音や振動の出るものが多いので、床に厚みのある敷物を引くなど上下階や隣室への防音対策を忘れずに!
  • お互いにデスクに向かう趣味なら、ホビールームにはすっきりしたオープンシェルフ付きのデスクを。作品の展示や思い出の保管庫としての役割も担います。フットレスト付きチェアも便利です。
  • 和室には高さを調整できるエクステンションテーブルがおススメ。デスクの高さで使ったり、座卓の高さで使う時にはスタッキングチェアは部屋の隅に寄せたりと自在な高さでくつろげますよ。

家の片付けをしていると、あちらこちらから思い出の物が出てくることってありませんか?残しておきたいと思って紙袋やダンボールに入れ、押入れの奥に入れっぱなしの状況を、よく目にしてきました。今回ご紹介したいアイテムは、「思い出」をまとめやすくしてくれるアイテムです。
「おとなの重ね箱 COUCHE/10net」
大切な物、特別な物を一目で分かるようにスタイリッシュにディスプレイできます。自分のためだけではなく、家族をつなげる思い出の宝箱として活用できますね。

column

暮らし提案をして30年が過ぎました。家の片付けで悩む人に出会う機会が多くなり、取材を受けたりします。実は若い頃、柔道整復師として整形外科に勤めていたことがありまして、高齢の患者さんと接したことや、結婚してから義母と長く同居した経験が暮らし提案に役立ちます。当時は目の前に起こることが、将来の自分を助けてくれるなんて思ってもいませんでした。人生無駄なし!!たくさんの経験を楽しみましょう。

近藤 典子さん

近藤 典子さん住まい方アドバイザー

2000軒以上の暮らしの悩みを解決し、その経験から生みだされた近藤流の暮らし提案が好評。TVや雑誌などメディアや講演会での活動の他、企業との商品開発、住宅の間取り監修など幅広く活躍中。特に「暮らしアカデミー」校長として後進の育成に力を入れ「住まい方アドバイザー」の資格取得ができるスクールを東京・大阪で開講。近著に『住まい方ハンドブック1・2』(東京書籍)がある。近藤典子Home&Life研究所のHPは、www.hli.jp