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[はのん] 生活を楽しむあなたに贈るライフスタイルWebマガジン

【レイアウト編】1つの間取りに100のライフスタイル

今回は一間が和室の1LDK。大好きな家具や趣味のグッズに囲まれて暮らす提案です。

断捨離や片付けがブームとなり、ミニマルなライフスタイルがトレンドとなった昨今。それでも、大好きな家具や物に囲まれることで幸せを感じる人がいるのも事実です。私も収納やシンプルな住まい方を語っていますが、家具も雑貨も人生を彩る潤滑油だと思っています。今回は、ただ“持たない”のではない、人生が豊かに彩られる住まい方を提案します。

気付けばトランクルームを借りるほど、
本好き男性の1LDK

歴史小説が大好きだったことが高じて、仕事がオフの週末には趣味で古本屋巡り。「古書を探す時間が至福の時」という男性の一人暮らしには、思い切って「自分だけの図書室」を作る提案です。今回は在宅中の「寝る、着替える」という時間を切り離し、和室に持っていきました。

POINT
  • 書籍は直射日光を嫌いますが、一人暮らしということもあり、リビングルームをあえて趣味の図書室風に。どの本棚の向きも窓側には向かないように配置し、昼間は遮光性カーテンを閉めておきます。雨戸も同様ですが、夏は特に室内の気温を一定化してくれます。
  • ダイニングルームは食事をするだけでなく、図書室で選んだ本を読む、いわば趣味のスペースです。大きめのソファを選んだのも、好きな時に好きな姿勢で本を読みふけることができるので。
  • 和室は「寝る、着替える」という休養と身づくろいの場に特化します。畳む服は、押入れに。掛ける服は引き戸タイプの家具を購入し、間仕切りを兼ねて配置します。天然木調なので、和室にも合いますよ。

娘の子育て支援のため、
D-roomを借りた熟年夫婦の1LDK

定年退職後、フルタイムで働く娘夫婦の近くに引越し、帰宅時間まで小学生の孫二人を預かることにした夫婦。孫は学校帰りにやってきて、おやつ、宿題、夕食を食べてときにはお風呂も入っていくことも。今やリビングルームは彼らの第二の子ども部屋となっています。

POINT
  • リビングルームには北欧風の伸長式ダイニングテーブルを新調。個食ではなく家族で食事をすることで、マナーも自然に身に付きます。孫がいない時間帯は、コンパクトに畳んでも夫婦の趣味などが十分楽しめるサイズです。
  • 来客時に使う予備の椅子は、移動が便利なスタッキングツールを用意しておきましょう。通常は孫のランドセル置き場になっています。
  • ダイニングルームに敢えてレザーのソファを置くことで、夫婦の憩いのスペースを確保します。新聞や雑誌を読んだり、TVを見たり、孫を預かっていても距離感を大切にしましょう。勉強中や食事中はTVを見ないなどの躾にもなります。
  • 夫婦の寝室は独立した和室を当て、孫がいつでも泊まれるように布団で寝起きするスタイルにしました。

転勤を機に、夫婦が一つずつ
自分の希望を叶えた1LDK

突然の転勤。戸惑いながらも前向きに暮らし方をリセットするチャンスと捉え、夫は「ホームシアターが欲しい」、妻は子どもが保育園に行っている時間に「ネイリストとして仕事を再開」というそれぞれの希望を叶えることにしたレイアウトを提案しました。

POINT
  • スチールラックに置いたプロジェクターから投射。和室の壁面を大胆に使って、ホームシアタールームが完成します。独立しているので、ネイル客の施術部屋としても使用します。
  • リビングルームは親子3人の寝室として設定します。ゆったりとクイーンサイズのベッドを選びました。体調や仕事の状況によって夫は、ホームシアタールームに寝ることもできる提案です。
  • ダイニングキッチンとの動線を考えて家具の配置。シアタールーム兼客間を分離して、育児と家事の負担を軽減できます。ダイニングセットは広く感じられるように座卓を選び、座スタイルを採用しました。

愛用しているキッチンツールの一つに、15年以上使っている「CRISTEL(クリステル)」の鍋があります。わずか1個分の鍋のスペースに沢山の鍋を重ねられるので、コンパクトなスペースに収納できて、とても楽なんです。ハンドルとグリップは取り外せて共有で使えるので、ハンドル2個とグリップ1本揃えておけば良いのです。鍋ごと冷蔵庫に入れてしまうことも。キッチンツールは、具体的にどう自分に便利かを考えて選ぶことをおススメします。

CRISTEL(クリステル)

column

冷房で体が冷える夏だからこそ、温かいスープを。年齢を重ねるごとに、温かい飲み物が好きになってきました。今年も酷暑で冷たい物が欲しくなりますが、「体を温める」ことは大切です。特に大好きでたまらないのが「ユッケジャンスープ」お店によって味が違いますが、気に入ると何度でも同じ店に足を運んで、汗をかきながらすすっています(笑)。疲れているときは、無理をせずに好物からパワーをもらって、夏を乗り切りましょう!

近藤 典子さん

近藤 典子さん住まい方アドバイザー

2000軒以上の暮らしの悩みを解決し、その経験から生みだされた近藤流の暮らし提案が好評。TVや雑誌などメディアや講演会での活動の他、企業との商品開発、住宅の間取り監修など幅広く活躍中。特に「暮らしアカデミー」校長として後進の育成に力を入れ「住まい方アドバイザー」の資格取得ができるスクールを東京・大阪で開講。近著に『住まい方ハンドブック1・2』(東京書籍)がある。近藤典子Home&Life研究所のHPは、www.hli.jp