Menu

hanon

[はのん] 生活を楽しむあなたに贈るライフスタイルWebマガジン

【特別防災講座】

「日ごろから備える」を日常に取り入れて、
もっと防災を身近に考えませんか。

今年も大雨や台風などの自然災害が多かったですね。特に8月の帰省ラッシュに新幹線の「計画運休」や飛行機の欠航で、多くの人に影響がありました。そして今月は台風17号が関東地方を直撃。未だ停電が続く地域があります。命に関わる「防災」の情報は日々更新されています。日頃から「非常時に備える」ということを、意識して生活するために知っておいて欲しいアイテムなどを皆さんの伝えたいと思います。

POINT 1

技術の進歩により誕生したロングライフ商品を、意識して購入しておく
近頃、賞味期限が長い商品を目にします。最初は「大丈夫?」と思っていましたが、今は知識のなさを反省しています。
食品は冷蔵庫で保管していても、日にちが経てば腐ります。その原因は細菌やカビ、酵母など目に見えない微生物。でも、ロングライフ商品は殺菌消毒の技術の進歩により、無菌の空間で殺菌した容器に殺菌した内容物を充填して密封して長時間の保存を可能にした食品です。
冷蔵庫で保存する必要がなく、常温で保存してもおいしく食せ、キャンプやレジャーの際も、気軽に屋外へ持ち出せて便利。災害時には重要な食料として活用できます。パン、牛乳、清涼飲料水、デザート、流動食など種類も増えているので、ぜひ備蓄を検討しましょう。

POINT 2

普段使っている物も、災害時にどんな風に役立つか考えて備えてみる
30年ほど前、「ラップは防災グッズに便利」と言ったら驚かれました。

  • 包帯の代わり
  • 1枚敷けば、紙皿を何度も使用
  • 洗い物のスポンジ代わり
  • 物を束ねる

「ラップ」ひとつが何通りものお役立ちアイテムになります。
次に「保冷剤」。
保冷剤は凍らせて物を冷やすアイテムと思いがちですが、保冷剤の多くに使われている中身の正体は、水分を蓄えることができる「吸収性ポリマー」。
市販の紙おむつが尿を吸い取るのはこの「吸収性ポリマー」のおかげ。ということは、いざという時に携帯簡易トイレの代用にもなるということですよ!
保冷剤とハサミ、新聞、黒いゴミ袋があれば、いつでもどこでも簡易トイレが完成します。「いつの間にか溜まるのよ」と捨てないで、頼もしい「防災グッズ」として活用してください。車に積んで置けば、高速道路の渋滞にも役立ちそうです。

POINT 3

いつもと違う環境にも対応できるよう、家族で予行演習をする
防災宿泊体験や防災宿泊訓練といった言葉を耳にするようになりました。いざとなって、いきなり体育館や公民館の床での就寝は、いかに緊急避難といえども落ち着かず、辛いものだと思います。
そこで、自治体などが行っている体験イベントに参加したり、避難所を想定して自宅の床に段ボールを敷いて寝てみるなど、電気や水を全く使わずに一晩過ごす体験をする機会を持ってみましょう。何が必要なのか気付けると思います。

キャンプは「備える」体験にもってこいです。アウトドア初心者なら、レンタルを活用。必要と思ったら、買い取る方法もあります。まずは体験してみて、非常時に本当に必要な物だけを揃えておくことをおススメします。

DMMドットコム いろいろレンタル

column

11年前のこと。忙しさに休暇が取れず、旅行に行くのを止めて我が家に犬を2匹迎え入れました。旅行先のハワイにちなんで、「レイ」と「フラ」と名付けました。今の心配は、万が一の時にはこの子達とどう避難すれば良いかということ。で、まずは自宅とオフィスにドッグキャリングパックをそれぞれ2つずつ 購入しました。キャリーバッグの中でおとなしく過ごせるように、普段からバッグに慣れさせておこうと思ったのですが、すっかり気に入りなかなか離れてくれません。我が家の2匹は人間よりも日頃から「備えている」ようです (笑) 。

近藤 典子さん

近藤 典子さん住まい方アドバイザー

2000軒以上の暮らしの悩みを解決し、その経験から生みだされた近藤流の暮らし提案が好評。TVや雑誌などメディアや講演会での活動の他、企業との商品開発、住宅の間取り監修など幅広く活躍中。特に「暮らしアカデミー」校長として後進の育成に力を入れ「住まい方アドバイザー」の資格取得ができるスクールを東京・大阪で開講。近著に『住まい方ハンドブック1・2』(東京書籍)がある。近藤典子Home&Life研究所のHPは、www.hli.jp