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[はのん] 生活を楽しむあなたに贈るライフスタイルWebマガジン

【レイアウト編】1つの間取りに100のライフスタイル

縦長間取りの1LDKは、広さがあれば使い勝手のよい配置がかないます。

今回は、都市部に位置する1LDKのD-room。 1LDKというと一人暮らしをイメージする人もいますが、広ささえあれば2、3人まで十分に暮らせます。この間取りはリビングダイニングが縦に長いので、一見使いづらそうにも思えますが、空間をエリア分けして家具を配置すれば、プライバシーを確保した二人暮らし以上も可能になります。使える壁面が広いので、インテリアも楽しめますよ。

都会で働く姉を頼って妹が上京。
1LDKでスタートした二人暮らし

社会人二年生の姉が都心のD-roomに引っ越したのと同時に、専門学校生の妹も共に暮らすことに。元々の借主である姉が洋室を使い、妹はリビングダイニングの一角に独立できるエリアを確保しました。リビングダイニングにはベンチタイプのダイニングテーブルとテレビ台、ソファを購入し、ウォークインクローゼットや他の設備も合わせて姉妹で共有します。

POINT
  • リビングダイニングのドアを開けるとほぼ正面に、ぱっと目を引く伝統工芸家具を配置。リビングダイニングと妹スペースの仕切りには、高さを調整できる壁面タイプの本棚を購入しました。伝統家具と パーティションのおかげで、妹エリアに目がいかないよう工夫された家具配置です。
  • 自分時間を大切にしたい姉は、自室にテレビソファを設置。ベルベットのエレガントなソファは、姉のお気に入りです。また浴室側の壁には、遮音を兼ねて天井近くまである本棚を置きました。これは妹が入浴する時の音を考えたからですが、ベッドも浴室側から離して配置しています。
  • 妹は収納とデスク機能を備えたフレームベッドキャビネットを購入。決して広くないスペースですが、立体的に有効活用しています。

これいいね!保育園児のいる
若い夫婦が快適に過ごせるD-room

4歳の子どもがいる共働き夫婦。通勤にも通園にも便利な、都会の1LDKを選びました。子どもが成長してくると手狭感は否めませんが、縦長の間取りを3つのエリアに分けて考え、暮らしを楽しめるように工夫しました。

POINT
  • リビングダイニングのドアを開けると正面に、インテリア性のあるハンガーラックを設置。グリーンや置物を飾ってアイキャッチにします。そして共用廊下側を電子ピアノを中心とした子ども部屋エリアに。電子ピアノは子どもが弾くようになっても、ヘッドフォン対応ができ、音漏れもしないので集合住宅向きですね。
  • 子どもを寝室で寝かしつけてからゆっくりテレビを見たり語り合ったりしたいので、リビングスペースは子ども部屋エリアの隣に。家事の時短と動線を考えて、ダイニングセットはキッチンの近くに設定しました。
  • 寝室には、子どもが自分で洋服を管理しやすいように、子どもの身長にあった専用ラックを設けました。ベッドは浴室側につけると、入浴中の水の音や洗濯機の音が気になるので、反対側の壁側に頭が来るように配置しました。

自宅で着付けを教えることもある
一人暮らしのD-room

着付けやメイクの仕事をしており、外部教室を持っていますが、ときには自宅で着付けを教えたり、メイクからネイルまでトータルに頼まれることもあります。そこで広めの1LDKをオフィシャル空間としても活用することにしました。縦長のLDは、「着付けスペース」と「来客対応スペース」、そして「事務所スペース」の3つの空間にセパレートするのにとても便利です。

POINT
  • 着付けスペースには置き畳が必須アイテム。これを敷くだけで、あっと言う間に和の空間が生まれます。着物や草履をレンタルすることも多いので、和箪笥を近くに配置。足袋や、襦袢、帯などの小物類を整理しておくと、さっと取り出せます。
  • ダイニングテーブルは、ネイルの施術や打合せの際に使います。着付けが終わったら、お茶を出すことも多いので、背もたれで帯がつぶれないようにベンチ式と椅子の2種類を用意しました。
  • 来客対応スペースと事務所スペースの間仕切りには壁面収納のテレビ台を配置。立っても奥のプライベートスペースが見えない高さの物を選びます。その裏の事務所スペースにはデスクを置いて、顧客書類や、資料置き場に使用します。

以前仕事で知った「置き畳」。色の豊富さ、その技術には驚かされました。その商品が今回紹介する「MIGUSA」。マンションやアパートでは和室がないプランも増えていますが、フローリングの上にラグの感覚で、置き畳を置くという発想はいかがでしょう。そうすることで、日本の季節の行事、お雛様や五月人形も飾れたり、お父さん達の昼寝のスペースになったりと、暮らしの楽しみ方がUPします。常時使用しない場合は、収納場所の確保も忘れずに。

置き畳 はんなりコレクション

column

最近は、もともとの本業とは別に全く違うサービスを展開する商売が生まれるようになりました。例えば、地域の新聞販売店が、一人暮らしの高齢者の見守りを請け負って、新聞がたまっている時は緊急連絡先に連絡するとか、コンビニが民泊の鍵を受け渡しするといったようなこともあります。昔は考えつかなかったようなサービスが、ビジネスとして成り立っています。そういう私も引っ越しの梱包、開梱のサービスから、住む人のストレスを解決していくDIYを経て、家づくり、学校と、今の仕事につながりました。人生って何が起こるか、分からないからおもしろい♪

近藤 典子さん

近藤 典子さん住まい方アドバイザー

2000軒以上の暮らしの悩みを解決し、その経験から生みだされた近藤流の暮らし提案が好評。TVや雑誌などメディアや講演会での活動の他、企業との商品開発、住宅の間取り監修など幅広く活躍中。特に「暮らしアカデミー」校長として後進の育成に力を入れ「住まい方アドバイザー」の資格取得ができるスクールを東京・大阪で開講。近著に『住まい方ハンドブック1・2』(東京書籍)がある。近藤典子Home&Life研究所のHPは、www.hli.jp