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「神楽坂 肌と爪のクリニック」野田院長に聞く、乾燥の季節に心掛けたい手肌のトラブル予防法。

空気が乾燥する冬季は、手肌の乾燥が気になります。炊事、洗濯、掃除の際にお湯を使うことが増えるので、カサカサ肌、粉拭き肌、アカギレ、ササクレといった手肌トラブルも増加しがち。そんな日常のストレスを解消するにはどう対処するのがベストなのか? 手と爪にまつわるさまざまな症例に日々向き合う「神楽坂 肌と爪のクリニック」野田弘二郎院長に、乾燥する季節の手肌トラブル対策について医学的見地からお話を伺いました。

「神楽坂 肌と爪のクリニック」野田院長が勧める効果的な方法は?


美容液たっぷりの高級ハンドクリームよりも効果があるのは?

コスメショップや薬局でも乾燥対策アイテムが出揃う季節。医療機関に相談するような大きなトラブルでなくても、カサカサ肌やアカギレなどは誰もが抱える冬独特のお悩み。そもそも手荒れが起こる原因を野田院長にお伺いしてみました。

「人間の皮膚の表面には、体を守る薄い皮脂膜というバリア(防壁)があります。乾燥によってその皮脂膜が失われ、本来あるべきバリアがない無防備な状態になると水分量を保持できず、外からの刺激で手荒れが起こってしまいます。それを防ぐ一番の方法は、皮脂膜と同じように保護膜を作ってあげること。そうつまり、ハンドクリームをとにかく頻繁に塗ることですね」

医学的に見て、おススメできるハンドクリームはありますか?

「薬局へ行くとさまざまなハンドクリームが並んでいますが、薬用かそうでないか、高価であるかそうでないかは全く関係ありません。いかに高級な美容液が入っていようが、実は医学的には意味のないことなんですよ。高価なハンドクリームを1日1回寝る前に塗るよりも、1日に7〜8回ほど、とにかく気がついたら塗って皮膚の表面に保護膜を作り水分の保持能力を上げること、つまり保湿することが大事です」

頻繁に塗るためのコツを尋ねてみると、同じ種類のハンドクリームを家の中の複数箇所に置いておくことなのだとか。「例えば洗面所に1つだけだと、そこへ行かなければ塗ることができません。リビングやキッチンなどあちこちに置いて気がついたらとにかく塗るというのを習慣にすることです。心おきなく使えるように、高価である必要は全くありません」と野田院長。

なるほど。ヒアルロン酸入りやコラーゲン入り、無添加、天然成分などの謳い文句に影響されてハンドクリームを選んでいたのは何だったのかと、目からウロコのアドバイスでした。

とはいえ野田院長、おススメの成分などはあるのでしょうか?

「クリニックでも推奨しているのは、天然セラミドが含まれたものです。人間の皮膚表面の角質部分には水分を保持するセラミドという物質があることが知られています。そのセラミドが失われると、皮膚の水分保持能力が落ちてしまう。ですから皮膚に膜を張るだけではなく、皮膚自体が水分を保持しやすくするためにセラミド入りのハンドクリームはおススメです。先ほどと矛盾するようですが、少しだけ高価。でもそれなりの効果はありますね」

その他のセレクトポイントとしては、やはりとにかく使いやすいもの。“ベタベタするもの”は周りを触ると汚れてしまったり、“硬くて伸ばしにくいもの”は塗るのが億劫になってしまうので避けるのが賢明とのこと。使いやすく続けやすいことを重視して選びたいですね。

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